最強の洗車用ホースとは? 粗悪品にはご注意を……

2018/07/29

持論・暴論


今年の猛暑を皆様いかがお過ごしだろうか?
この時期は家庭用のホースが打ち水に、洗車にと大活躍するわけだが、「たかがホース」と安易に選んでしまうと後で痛い目を見ることになるので気をつけよう。

マジックホースは注意が必要!

最近登場したホースにマジックホースと呼ばれる種類がある。これは、伸縮性のゴムチューブを繊維の袋で覆い二重構造としたもので、水圧によって3倍程度に伸びる性質を持っている。
軽量かつ巻取りの容易な製品、という謳い文句で販売されているのだが、非常に短期間で水漏れが発生するという苦情が相次いでいるという。
実際、国民生活センターでも検証・警告がされており、粗悪な製品がかなりの割合で紛れ込んでいるようだ。
同種の製品の購入を検討されている方は十分に注意してほしい。

どのようなホースが良いのか?

基本的に私がホース選びをするときに注意する点は次の点だ。

・本体が摩耗に強いこと
洗車の際にはアスファルトやコンクリートの地面を引き摺ることが頻繁にあるので、ここは重要。それゆえ、外側が化学繊維布になっているマジックタイプは私的にはNGである。

・折れ、曲がり、潰れに強いこと
ブロック塀、カーポートの柱を迂回したときに、ホースが潰れて水が出てこない!などという経験をしたことはないだろうか?
洗車作業はとにかく移動が多いので、この点が最も重要であると思われる。

・非透明であること
理由は単純。透明なホースは屋外に放置するとあっという間に藻に侵食されてしまうからだ。また、透明ホースは劣化によるベタつきの発生も早いように思われる。

最強のホースを求めて

さて、以上の条件を満たす製品を探すべくホームセンターに向かった方は思うはずだ。
「なんか種類多い……」
そう、たかがホース、されどホース。知名度の高い企業の製品もあれば、よくわからない中小メーカーの製品もあり、パッと見ただけではどれが良いのかわからない。店頭で広げて見るわけにも行かないし……。

そこで紹介したいのが、私が実際に使用しているホースである。
その名もズバリ オレンリーEX という。メーカーのトヨックスは、工業製品を取り扱ったことのある人間なら一度は目にしたことのある社名で、業務用のドレンホースなどの製造を主に手がける企業である(業界シェアは工業用で7割、一般園芸用で5割を誇る)

このホース、先程私のあげたポイントをすべて満たしている上に、付属のシャワーヘッドの使い勝手もよく、重量もそれほど重くないというスグレモノである。
カラーリングが平成一桁年代のセンスであることを除けば完璧な出来と言って良い。

安価な製品であれば、20Mのものが4,000円弱で買えてしまうのだが、ここは「良いものを長く使う」の精神で購入してはどうだろう。
捻じれのイライラから開放されることは間違いない。