日本でのポール衝突試験がついに始まる

2018/06/15

車の安全



2018年6月15日以降に発売される新型車について、ついに側面ポール衝突試験が導入されることになった。これは電柱を模した円柱に、32km/hで車両の側面を衝突させるもので、ダミー人形への衝撃、ドアの脱落の有無、燃料漏れの有無などが確認される。EuroNCAPでは2001年から導入されている試験で、スリップや高速コーナーでコントロール不能となった車が、電柱や樹木に激突したことによる死亡事故が多発していることに対応したものだ。
正直、日本の安全対策の遅さには呆れるばかりだが、とにかく自動車の安全性の向上について一歩前進したことは評価できるだろう。自動車メーカーにとっても、大した負担にはならないはずだ。単に輸出仕様と同じものを売ればよいだけなのだから。